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About Magne-Traction

ちょいーっす。

902イチオシのボードブランド Lib tech
というかLib techしかありませんが…
LIB一筋でやっているって事は本気でイチオシって事です!

さて、Magne-Traction が発表されて数年経ちますが、
いまだに「エッジが引っかかりそう」とか「なんでなみなみしてんの?」
みたいにまだMagne-Traction って何が良いのかよくわかんないという人もいると思います。

USのTransworldに掲載されていたLib tech, GNUの工場、Mervinの創設時からのメンバーの一人 Pete SaariのMagne-TractionとBANANA technologyについてのオモシロいインタヴューを訳してみたのでUPします。
(間違えて訳してるとこがあったら教えて下さい。)
ちょっと長いですが時間があったら読んでみて下さい。

次回はBANANA tecnologyについての部分をUPしまーす。

Here's english version

902m

img_2423.jpg

Magne-tractionは誰のアイディア?

Magne-tractionはExperimental crew のみんなのアイディアだよ。
新しいスノーボードのデザインのアイディアを思いつくんだけど、
現実になるものもあるし、ならないものもある。
そのなかのひとつで、Mike Olson のチャレンジしてたのが
80年〜90年ごろ、Mike Olson はいつも 190 Dough Boy shredderに乗ってて、理想のサイドカーブで欲しいウェスト幅にしようとすると、ノーズとテールが太くなり過ぎる。
だから Mike はセパレートな3つのサイドカーブをひとつのボードにつける事を夢見ていた。
足の間、ノーズ側、テール側ってな感じでね。

その理論が現実通りになれば、
自分が体重を乗せる場所によってそれぞれのサイドカーブにそれぞれのタイミングで乗れる。
だけど、その板は形になることはなかった。
でもそれが、エッジを逆向きにしてしまう概念を皆に紹介し、後に Magne-traction の要素のカギとなったんだ。

うちは Lib tech と GNU の2つのフリースタイルボードブランドの会社だけど、毎年、Mt. ベイカーのバンクドスラロームの日だけはみんなフリースタイラーからレーサーになる。
エッジホールドとか、どうやってスピードを出すかとか、めちゃ本気でカーヴィングに取り組むんだ。
90年代のはじめ頃、いつも Temple Cummins はヒールサイドターンについていつも「何かが足りない」と言っていた。
Mike はデザイナーの Steven Cobb に多数のサイドカーブをつけ、それにより太くなった部分を足の下にくるようにし、ヒールサイドターンのズレを軽減させ、パフォーマンスを上げるようチャレンジさせた。
Steven Cobb は数週間に渡りアイディアを練っていた。
で、エッジ全体に小さいデコボコがついていてノコギリの歯みたいな形状の板の図面をもって工場に来たんだ。
Steven は板を作ってテストをすると、すぐにそのエッジホールドに興奮してたよ。
でも攻めすぎたかなと思って、ノーズとテールのデコボコを小さくして、スタンス間には、BIGノコギリ歯を残したんだ。

それでExperimental Division test sessionっつーことで、
5本サンプルを作ってベイカーに行った時はみんな興奮してたよ。
そしてMagne-Traction が生まれたんだ。

Magne-Traction を知らない人にどう説明する?

Magne-Traction は伝えたい所にパワーを伝え、
エッジホールドとコントロール性を上げるために、
7つのデコボコもしくは歯みたいなのを全エッジに配置しました。
大きくてアグレッシブな3つの歯は足と足の間に配置し、
あなたのバランスの中心にある”デットゾーン”のコントロール性を上げました

小さめの歯は足より外側のエッジに配置し、
ターン始動時のエッジホールド性を上げました。
コントロール性を上げつつ、ノーズとテールはルーズにしておき、
逆エッジの心配もありません。

Magne-Traction はどう機能するの?

Magne-Traction の大きい歯はエッジへのプレッシャーを
より伝え、より活用するためにスタンス間に配置し、”デッドゾーン”に命を吹
き込むのです。
Magne-Traction の歯はノコギリのように雪面に食い込み、
ゆるめのエッジはJIB や Rail も問題ありません。
山のどんな場所でも最高のエッジホールドを体感できます。

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